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ツインカム・ティータイム

注:今回は途中で画を見ることができますが妄想の邪魔する恐れがありますので見たい方だけ閲覧してください。

「ねぇねぇ、これジャスミンに似合うんじゃない?」
小柄な女の子はウインドの服を指さしそばにいた背の高い女の子に声をかける
「えぇ、私じゃちょっと無理よ」
「そんなことないって、ジャスミンにお似合いだって」
「そう? でもね…」
「いいからいいから、入って着て見ようよ」
「ちょっと、ウメコ…」
ジャスミンの背中を押して中に入っていくウメコ。この賑やかとお淑やかの性格の2人組は地球署の刑事である。あの闇商人エージェントアブレラを倒したデカレンジャーのデカイエロー(ジャスミン)とデカピンク(ウメコ)である。今日は2人にとって久々の休暇でショッピングを満喫しに来ているのである。
そうこうしているうちに2人が出てきた。ジャスミンは入った時と一緒だがウメコは両手に一杯の荷物を持っている。
「ウメコ・・・あんたって人は・・・」呆れ気味にジャスミンがつぶやく。
どうやら、途中からジャスミンに勧めるのをそっちのけで自分の服を選び出したらしい。
「だって、ジャスミンに勧めてるうちに欲しくなっちゃんったんだもん」
「仙ちゃんとデートするのに制服じゃいけないもんねぇ~」
仕返しと言わんばかりにからかい気味にジャスミンが言った。
「それは・・・」
さっきまで賑やかだったのに顔を真っ赤にして急に黙り込んでしまった。
「あれ!? ウメコ照れてるの?」
白々しくジャスミンは言った。
「もう~ジャスミンの意地悪~」
頬を膨らませてそっぽを向くウメコ。
「ごめん、ごめん。あっそうだ近くに美味しいケーキ屋さんが出来たのよ食べに行かない?」
「えっ!? ホント?」
さっきまでとうって変わって目を輝かせ顔を近づけジャスミンを見るウメコ
「行く行く!! もちろんジャスミンのおごりだよね?」
「えっ・・・それは・・・」
「おごりだよね?」言いながら更に顔を近付ける。
「わっ、わかったからちょっと離れて・・・」
ジャスミンから離れるウメコ
「もう、あんたには負けるよ」
「えへっ」
「じゃあ、行きますか?」
「レッツゴー!!」
5分ほど歩くとケーキ屋に着いた。店の前には行列が出来ていて2人も並ぶことにした。1時間ほど待つとようやく順番が来る手前まで来た。
「早く食べたいなぁ・・・」
落ち着きなくそわそわしているウメコ
「もう~恥ずかしいからちょっとは落ち着きなさい」
まるで自分の子供のようにウメコを叱るジャスミン。
「だって・・・」
その時である。SPライセンスに通信が入った。
「こちら、ジャスミン」
(ジャスミンか、休暇中に悪いな)
「ボス、どうしたんですか?」
(実は指名手配中のアリエナイザーが地球で取引をするとの情報が入った)
「何ですって?」
(ホージー達を向かわせたいのだが今立てこもり事件の応援で全員出払っているんだ。すまんがお前達向かってくれないか?)
「わかりました すぐに向かいます」
(すまないなぁ、用件が片付き次第また休暇に戻ってくれて構わない。場所はライセンスに転送しておいた)
「ロジャ!!」
(宜しく頼む)
通信が切れた。
「えぇ~、次でケーキ食べれるのに~」
「残念ね、今度は仙ちゃんに連れてきてもらう事ね。さっ、行くわよ」
一歩も動こうとしないウメコを引きずっていくジャスミン。
「あ~ん、私のケーキ~」
2人はケーキ屋を後にした。

10分後取引現場に到着した。そこは港倉庫外の一角であった。2人はさっきまでの出で立ちとは違って制服を着ていた。しばらく身を潜めているとアリエナイザーが姿を現した。
「来た、あいつね」
ジャスミンはSPライセンスの情報とてらし合わせた。
「間違いないは手配書と一致したわ。ユイルワー星人ノーラ、以前倒したユイルワー星人ミーメの妹よ」
「あいつには散々苦しめられたんだから」
「でも、私たちの力で倒したのよね」
「そうね、ジャスミン。今度も私たちの力で倒しましょう」
「えぇ。ウメコ、挟みうちでいくわよ。私は奴らの前から」
「じゃあ、私は後ろからね」
「いくわよ!!」
「ロジャ!!」
「エマージェーシー!デカレンジャー!」2人の身体にデカメタルが定着してデカスーツが構成された。
「フェイス・オン! スワットモード・オン!」2人の変身は完了した。
その頃、倉庫の中では取引が行われていた。
「こんないい獲物が手に入るなんて最高だわ」
「そうでしょう、苦労しましたよ」
「じゃあ、これが報酬よ」アタッシュケースを渡した。中の報酬を確認する商人。
「確かに。では、またいいのが入れば・・・」
取引が終わろうとしていたまさにその時、窓ガラスを割って入ってくる2つの影。
「そこまでよ!!」
「動かないで!!」
ディーリバルバーを構えたデカイエローとデカピンクが立っていた。
「デカレンジャー、どうしてお前たちが!?」
「取引が行われるという情報を聞いてここにやってきたのよ」
「おとなしくお縄につきなさい!! 早く終わらせてケーキ食べに行くんだから!!」
「ケーキ???」意味がわからないというふうに首を傾げるノーラ。
「まぁ、凄い執念だこと」呆れるよりも逆に感心してしまうジャスミン
「ゴチャゴチャとうるさいわね やれ!!」
イーガロイドやバーツロイド、アーナロイドたちが大量に現れて2人に攻撃を仕掛けていく。しかし、スワットモードの2人にとって敵ではなかった。いつのまにか商人は捕らえられて残るはノーラだけという構図になっていた。
「役立たずが!!」
「ユイルワー星人ノーラ、数々の惑星における誘拐と人身売買の罪ですでにデリート許可はおりてるわ」
「大人しく観念なさい!!」
「観念するのはお前たちの方よ、ハッ!!」手から光線を放つノーラ。素早い身のこなしで物陰に隠れる2人。
「姉がお世話になったわね。でも、姉のようにはいかないわよ」
急に消えたかと思うと突如2人の目の前に現れた。
「えっ!?」
「だから、姉のように行かないっていったでしょ」
というと今度は全身から衝撃波を放つノーラ。2人は吹き飛ばされてスワットモードが解除されてしまった。
「ウソっ・・・なんて強さなの・・・」
「ミーメとは桁違いね・・・」
「あら?それで終わり。私をまだまだ楽しませて頂戴よ」
また姿を消したかと思うと今度はピンクの前に現れ首を掴んで持ち上げた。
「あなたたちをもっといたぶってあげる」
「えっ・・・」
「じゃあ、あなた自身をケーキにしてあげる」言っていることが理解できないでいるとピンクをイエローの近くに放り投げた。すると、水晶を取り出すノーラ。
「バイバイ、デカレンジャー」
水晶が光り、光線が2人目掛けて発射された。2人は最後を悟り目をつぶった。気が付くと先程いた倉庫とは違う場所にいた。
「ここは・・・一体・・」
見回すと辺り一面白い場所にいた。近くでピンクが倒れていた。慌てて駆け寄るイエロー。
「ウメコ、大丈夫?」
「ジャスミン・・・ここは?」
「わからないわ、通信もダメみたい」
SPライセンスで通信を試すが聞こえてくるのは雑音ばかりだった。途方にくれていると天井が開いてノーラの巨大な顔が現れた。
「あら、お目覚め?」
「ノーラ!? しかもいつのまに巨大化を・・・」
「私が大きくなったわけじゃないの、あなたたちが小さくなったの」
「私たちが小さくですって!?」突然のことに驚きを隠せない2人。
「そんなことできるわけないでしょ!!」
強がってみせるイエロー。
「それが私には出来るのよ、この水晶でね」
「えぇ!?」
「姉は魂を集めることで若返りの薬を作ろうとしたけど私は違うのよ。私は若い女を食すことで若返ることが出来るのよ」
「そんなことの為に今まで女性を誘拐してきたわけ?」
「えぇ、そうよ」
「なんてこと・・・」
「あなたが食すのならどうして人身売買までしてるのよ」
「それわね、全ての女どもが食す対象にならないの。女どもの体には若返りに必要なエネルギーが流れているの。そのエネルギーはそれぞれ違うの。捕まえて調べてみない限りエネルギーの大きさはわからない。中には低いものもいる。そんなものを食したって意味がないのよ。だから、捨てるより売って金にした方がいいってわけよ」
「酷い・・・酷過ぎる!!」
「ありがとう、最高の誉め言葉よ。あなたたちが眠っている間に調べさせてもらったわ」
「調べたですって!?」
「そうよ、そしたら今日仕入れたものよりもあなたたちの方がエネルギーが豊富のようね。流石はデカレンジャーね、フフフ」不適に笑うノーラ。笑いながらピンクを掴んだ。
「ウメコ!!」
「放して・・・よっ・・・」
「さぁ、料理の時間よ。そう言えば、あなたケーキが食べたいのよね? だったら、その願い叶えてあげるわ」
「えぇ!?」何を言ってるのか理解できないでいるピンク。
「あなたをケーキにしてあげる」
「嘘でしょ!?」
「嘘じゃないはよ、あそこを見てみなさい」
ノーラが指さす方向にはスポンジの生地がバットに入れられていた。
「あれを使ってあなたをケーキにするのよ。でも、生のままじゃあれだから生地を焼くついでにあなたも一緒に焼いてあげるわ」
「嫌っ!! やめて!!」
嫌がるピンクを無理矢理抑えて縛り上げ、生地と一緒にオーブンの中へ入れた。
「出して・・・お願い!!」
と繰り返しながらオーブンの中で暴れているピンク。しかし、その声は厚い扉に防がれていた。
「ウメコを出しなさい!!」
「あら、威勢のいいこと。あなたを使ってケーキにピッタリの飲み物を作ってあげるわ」
イエローを掴むとまた縛り上げてコンロの上の透明なポットの中に放り込んだ。
「ここから出しなさい!!」
「水を入れてと・・・」上半身が少しでるぐらいまでに水が入れられた。そして、火を点けて温めだした。
「じっくりと温めていってあなたからたっぷりとエキスを取り出してあげるわ」
しばらくすると熱さにイエローは暴れだしたがお構い無しに温め続けた。それは10分間続いた。
「そろそろ生地が焼き上がるわね」
オーブンをあけると生地は綺麗に焼きあがりその横では変身が解除され汗を一杯掻いたウメコがいた。
「生地もいい感じだけどあなたもいい感じね」
と言いながら生地にクリームを塗りその上にウメコを置き端から巻き上げていった。そこにはロールケーキならぬウメコロールが出来上がっていた。
「あとはこれを少し冷蔵庫で寝かせればOKと・・・」
ウメコロールを形を崩さないように慎重に入れた。
「で、こっちはどうかな・・・」
ノーラがポットの中を覗くと湯は沸騰して中ではイエローがのぼせてぐったりしていた。
「これで後は火から外して適温になれば飲み頃ね。う~~~ん、いい香りだわ。早く食してみたいわ」
しばらくすると、それは出来上がった。

ウメコロールとジャスミンティー

逃げようと必死にもがくウメコとポットの中でぐったりし変身解除されたジャスミンがいた。
「どう、ケーキになった気分は?」
「お願い・・・食べない・・・で・・・」
「あら、今更命乞いなんてデカレンジャーも堕ちたものね」フォークを手に持った。
「では、いただきます」
そういうと、フォークでケーキをすくい上げおもむろにかぶりつき一気に口に入れていくノーラ。
「う~ん、いい味。甘いクリームの中にムチムチとした足がアクセントになっていいわ。この子意外とおいしいわね」
口の中で何度も何度もケーキの味をかみしめるノーラ。
「さぁ、最後はお口直しにお茶を頂こうかしら」
ポットを傾けてカップに注いだ。中のジャスミンはのぼせきっていて気を失っていた。
「まずはそのままで楽しむとしましょう」カップを傾け少し口に含んだ。
「砂糖を入れていないのに程よい甘みがあってちょうどいいわ。ケーキ以外にも合いそうな味ね」
その後も黙々と飲んでいきいつしかポットの中身はジャスミンだけになった。飲み終えたノーラはいつしか別人のような若々しい顔つきになっていた。
「あら、もうなくなっちゃたの・・・」
なんだかまだ物足りないといったような感じを漂わせるノーラ。そして、ふとひらめく。
「そうだ、いいこと思いついたわ」ポットを手に取り中を覗き込む。
「この女をまだ生かしておいて永遠にエキスを絞り取ってやる。そして、そのエキスを使い金を集め新たな獲物を手に入れるための資金にしてやるわ」
ポットの中からジャスミンを取り出した。グッタリとしているものの息はあるようで身体からは湯気があがっていた。
「フフフ、楽しみね・・・」そういい残すとノーラはジャスミンを連れて姿を消した。この日をさかに2人の行方はわからなくなってしまった。

そして数ヵ月後、1本の飲料水が発売された。それはのちに全宇宙で美容にいいと評判を呼び爆発的ヒットとなる飲料水であった。
「こんなに売れるとは意外だったわ。こんなことならもう1人を食べずにおいておけば良かったわ」
この売れ行きを満足そうに眺めるノーラの姿があった。手には噂の飲料水を持っていた。
そのパッケージには”茉莉花”と書かれていた。くしくも行方不明の刑事と同じ名前であった・・・
[ 2009/03/14 00:00 ] デカヒロイン | TB(0) | CM(1)

感想

ユベルさん、お疲れ様です。

今回の作品も素晴らしいですね。
楽しく拝見させて頂きました。

ウメコをロールケーキにするというは、原作のウメコのイメージとマッチしていて大変良いと思います。
ジャスミンをお茶にしてジャスミンティーにするというのも名前と合っていて良いと思います。

最後にウメコ同様、ジャスミンも食べられるのかなと思ったら、エキスを取り、飲み物を販売するというのは、意外性があり素晴らしかったと思います。

今後の執筆活動も頑張って下さい。
[ 2009/03/15 00:57 ] [ 編集 ]

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