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丸呑乃妖

こんばんは、ユベルです。今回は案には浮かんでいたのですがなかなかSSにすることが出来なかった作品です。
では、続きよりお楽しみ下さい。
とある空港の到着ロビー。大きな観葉植物が1階から突き抜けて植えられていて吹き抜けになっている所で1人の女の子が誰かを待っていた。
「ことは遅いなぁ…迎えに来てくれるって電話で言ってたのになぁ」
腕時計を見ながら呟く女の子。
「ひょっとしてことはに何かあったんじゃ…」
と心配をしていると携帯がなった。
「あっ、ことはからだ。 もしもし」
「あっ、茉子ちゃん。」
「ことは、今何処にいるの?」
「何処って空港だよ」
「空港の何処?」
「空港の何処って嫌やわ、茉子ちゃんと約束した大きな木のところだよ」
「私もそこにいるんだけど…」
辺りを見回す茉子と呼ばれる女の子。
「えっ、ホントに!? でも、茉子ちゃんいてはれんへんよ」
同じく辺りを見回すことはと呼ばれる女の子。
「ことは、周りに何が見える?」
「周りに…えっと…大きな回転寿司の機械と音がなる鳥居みたいな機械があるけど」
「回転寿司に鳥居…まさかっ!!」
そう言って吹き抜けから下を見ると、同じ携帯を持っている小柄な女の子が辺りを見ながら電話しているのが目に入った。
「やっぱり…」
「えっ、茉子ちゃんどうかしはった?」
「ことは、そこ動いちゃダメだよ。 今からそっちに行くから」
「えっ、うん、わかった」
茉子の言葉の意味を理解出来ないでいたことはだったが、言われたとおりに待つことにした。すると、すぐにことはの前にキャリーバックを引く茉子が現れた。
「あっ、茉子ちゃん!」
「あっ、茉子ちゃん!じゃないでしょう」
口を尖らせてほっぺを膨らませる茉子。
「えぇ、どうかしはった?」
目をパチクリさせてまだ状況を理解出来ないでいることは。
「ことは、あそこに何て書いてある?」
茉子は口を尖らせたまま言うと看板を指さした。
「搭乗口」
「で、私と待ち合わせした場所は?」
「到着口…あっ!!」
「やっと分かったみたいね」
「ごめんね、茉子ちゃん」
「もう~相変わらずうっかりやさんなんだから」
プッと吹き出し笑う茉子。それにつられてことはも笑い出した。姉妹の様に仲のいいこの2人。実は共に戦った戦友なので、外道衆からこの世を守った侍戦隊シンケンジャーの一員なのである。茉子と呼ばれていた女の子はシンケンピンク。姉御肌で落ち込んでいる人を見ると男女問わず抱き締める癖がある。そして、もう1人ことはと呼ばれていた女の子はシンケンイエロー。メンバーからは妹の様に可愛がられている。茉子に憧れを抱いていて、茉子と一緒に行動することが多かった。そんな2人だが、外道衆との戦いを終え、それぞれの生活に戻っていたが、ハワイで両親と暮らしていた茉子が久々に帰国するということで久々に会うことになったようである。
「じゃあ、行こっか」
「うん。 あっ、うち荷物持つな」
そう言って茉子が引いていたキャリーバックの取っ手を持った。
「ありがとう」
出口に向かう2人。
「なぁなぁ、茉子ちゃん」
「どうしたの?」
「うちな、行ってみたいお店屋さんがあるねん」
「ことはがそんなこと言うなんて珍しいわね」
「茉子ちゃんといろんな所に行きたいから、うちいろんな雑誌見て勉強してん」
そう言うと鞄からボロボロになった雑誌を取り出し茉子に見せた。
「そんなになるまで何度も読み返したの?」
「うん」
「よし、決めた!! ことはがそこまで言うなら滞在を2週間にして時間ギリギリまで連れて行ってあげる」
「ホンマに!? 茉子ちゃんありがとう」
「よしそうと決まればまずは私のオススメに行くわよ」
「おう~!!」
高らかに拳をあげることは。2人は意気揚々と空港を後にした。途中、茉子の家に荷物を置きに立ち寄り、それからショッピングへと出掛けていった。いつも落ち着いた服を着ていることはをイメチェンさせてあげようと茉子はいろんな服を選んでことはに試着させていた。
「うちにはちょっと似合わないような…」
「そんなことないって着てみないと分からないわよ、ほ~ら」
こんなやり取りが何度も行われていた。しばらくすると2人の両手一杯に紙袋が下げられていた。
「うちの服がほとんどで茉子ちゃんの服一つしか買ってないけど、ほんまにいいの?」
「大丈夫だって、気にしない気にしない。 次は何処に行くんだっけ…」
そう言ってことはの持っている雑誌を見ようとした時、大勢の人達が叫びながら逃げる声が聞こえた。
「ことは!!」
「うん!!」
2人は荷物をお店に預けると一目散に声のした方に走っていった。たどり着くとそこにはペリカンの姿をしたような怪物が逃げ遅れた女の人に襲い掛かろうとしていた。
「危ない!!」
そう言うとことははショドウフォンを取り出すとモヂカラを使い空中に「壁」と書くとそれを怪物と女の人の前に放った。すると、土の壁が遮る形で地面から迫り出した。
「早く逃げて」
ことはが声を掛けると女の人は慌ててその場から逃げ出した。そして、怪物が追い掛けるのを阻止するように立ち塞がり身構える2人。
「お前たちが噂のシンケンジャーとやらか」
「えぇ、そうよ。 あんたは何者!!」
「おぉ、これは失礼。 私は外道衆のオトリサンと申します」
「外道衆やて!!」
「ドウコクを倒したはずなのにどうして外道衆が…」
驚きを隠せないでいる茉子。
「ドウコクを倒されてから三途の川の底で眠りについていたのさ。 しかし、ある日三途の川が荒れ狂いだした」
「三途の川が荒れ狂うって…ひょっとして!?」
茉子には一つ思い当たる節があった。それは以前ゴセイジャーの敵でブレドランが血祭ドウコクの力を取り込み、血祭のブレドランとして甦った時、ブレドランの作戦で護星界を壊滅させようとしていたのをゴセイジャーと共闘し止めたことがあったのだ。
「その時、私は打ち上げられ地上と三途の川とのを隙間をさまようことになってしまった。 そして、やっとの思いで隙間から抜け出すことが出来たのだ」
「へぇ、そう。 だったら、もう一度三途の川に送り返してあげるわ。 ことは!!」
茉子の呼び掛けに大きく頷くことは。
「ショドウフォン、一筆奏上!」
2人はそう言うとモヂカラを使い茉子は「天」、ことはは「土」を書いた。
『ハッ!!』
2人は書いた文字を返すとモヂカラで構成されたスーツを身に纏った。
「シンケンピンク、白石茉子」
「同じくイエロー、花織ことは」
『シンケンジャー、参る!』
「いくぞ!!」
羽で作ったようなデザインの剣を持つと2人に向かっていくアヤカシ。2人もアヤカシに向かっていく。互いの剣が激しくぶつかり合う。ピンクが切りかかりアヤカシが剣で防ぐ。防がれるのと同時にイエローが切りかかる。すかさず、ピンクをはね飛ばすとイエローの攻撃を防ぐ。そして、再びピンクが攻撃を仕掛ける。
「おのれちょこまかと…ハッ!!」
眼から光線を出すアヤカシ。ピンクに当たり、スーツの爆発で倒れるピンク。
「茉子ちゃん!!」
「よそ見してる余裕があるのかなっ!!」
ぶつかり合ったままの剣を横に倒すとイエローにも光線を放った。スーツが爆発し倒れるイエロー。
「ことは!!」
イエローに駆け寄るピンク。
「あいつなかなかやるわね…ことは、久々にあれやるよ」
ショドウフォンを取り出すピンク。それを見て一瞬でピンクの意図を読みとるイエロー。
ピンクは「風」をイエローは「山」を書いた。書き終えると文字同士を合体させた。すると「嵐」と言う文字に変わり凄まじい風がアヤカシを襲った。そして、アヤカシを宙に舞い上がらせた。それと同時にイエローはシンケンマルの鍔になっている秘伝ディスクを回すとブーメラン型の武器に変え猿ディスクをセットし、ピンクは秘伝ディスクを回し刀身にピンク色の風をまとわせた。
「ランドスライサー!!」
宙に舞い上がったアヤカシめがけて投げるイエロー。2度アヤカシの体を切りつける。それを確認すると、今度はピンクが飛び上がった。
「天空の舞!!」
風をまとったシンケンマルで切りつけるピンク。スピードをあげて落ちて行き、地面に叩きつけられるアヤカシ。
「トドメはうちや」
そう言うと武器をシンケンマルに戻すと鍔のディスクを回し黄色の土煙をまとわせアヤカシに向かっていくイエロー。
「土煙の舞!!」
起き上がり掛けているアヤカシを切りつけてた。激しい爆発を起こすアヤカシ。イエローの横に降り立つピンク。
「やったね、茉子ちゃん」
「どんなもんよ」
ハイタッチをする2人。しかし、すぐに不安が頭をよぎるピンク。
「…まだ…終わってないぞ」
「えっ!?」
声のした方を見るとアヤカシが炎の中に立っていた。
「そんな確かに手応えはあったのに…」
「やっぱりね」
「茉子ちゃんどういうこと?」
「あいつ、二の目がない」
「えぇ!?」
「ほう、お前は気付いていたか。 私は二の目を捨てた」
「何ですって!?」
「その代わりこの力を手に入れた。 はぁーーー!!!!」
アヤカシが唸ると口が巨大化し周りの炎を食らい始めた。そして、炎を食らい終わると口が元の大きさに戻りアヤカシの体の傷が消えていた。
「私は食らうことで自らの力とすることが出来る。 こんな風になっ!!」
そう言うと口から炎を噴射した。突然の炎攻撃にかわすことが出来ずスーツが爆発し、その場に倒れる2人。倒れた2人めがけて再び炎を噴射するアヤカシ。イエローはとっさに地面に「穴」と書き、穴を出現させた。その中に2人は逃げ込んだ。穴はアヤカシの後方に繋がっていて2人はシンケンマルを構え穴から飛び出すと切りかかった。しかし、アヤカシは素早く振り返ると飛び上がり2人を切りつけた。2人は崩れ落ち地面に叩きつけられた。
「モヂカラと言うのは実に面白いなぁ。 その力是非手に入れてみたい」
「そんなこと出来るわけないでしょ!!」
アヤカシに向かっていくピンク。再び剣を激しくぶつかり合わせる両者。そのスピードに付いていけず目で追うのがやっとのイエロー。
「お前たちのモヂカラを手に入れればこの世を三途の川に沈めるのたやすいこと」
「そんなこと絶対にさせない!!」
「なら、あいつのモヂカラから先に頂くぞ!!」
アヤカシの視線の先にはイエローがいた。
「ことは!!」
口を巨大化させてイエローに襲いかかるアヤカシ。突然のことに避けることが出来ず、もうダメだと視線を逸らすイエロー。
「うぅ!!!!!!」
突然響き渡るピンクの叫び声にアヤカシがいる方を見るイエロー。そこには大きく腕を広げてイエローを庇う形でアヤカシ身体をくわえられたピンクを立っていた。
「茉子ちゃん!!」
「ことは…早く逃げて…」
すると、次の瞬間アヤカシは、くわえたピンクを持ち上げると頭から一気に丸呑みにした。ゴクリと言う音ともにピンクがアヤカシの喉を通るのがわかった。アヤカシの口が元に戻る。しかし、先ほどと違いアヤカシの身体に変化が現れない。すると、アヤカシが苦しみだし大きな卵を一つ産み落とした。
「今の私の力ではまだモヂカラを吸収する力はないということか」
あっと言う間の出来事に何も出来ずに見ていることしか出来なかった。
「いいことを教えてやろ
。 この卵の中にピンクがいる」
「えぇ!?」
ショドウフォンで「透」書くと卵に放った。すると、殻が透け中が見えた。アヤカシが言うように本来なら黄身の位置する場所に足を抱えた体制で薄い透明な膜に包まれたピンクの姿があった。
「茉子ちゃん!!」
「死んではいない眠っているだけだ」
「茉子ちゃんを返して!!」
「私を倒せたら返してやる」
「ホンマやな!!」
「ただ、ピンクが食われるのをただ見ていることしか出来なかったお前に私が倒せるかな」
「そんなのやってみないとわからへん」
シンケンマルを構えると向かっていくイエロー。ピンクの時以上の激しいぶつかり合いを見せる。次第にイエローの攻撃がアヤカシに当たり出す。
「このままでは…」
焦りをみせだすアヤカシ。
(あれは…)
アヤカシの視線にふとあるものがよぎる。
(使えるぞ…)
すると、アヤカシは急に間合いを取ると目の前に光線を放ち、煙幕を張った。煙幕が張れるとアヤカシの姿が消えていた。

「一体何処に消えたんや…」
辺りを見回すイエローの視線にあるものが映る。
「穴…まさか!?」
「今頃気が付いたか」
後ろを振り返ると口を巨大化させて襲いかかろうとするアヤカシの姿があった。攻撃をかわそうと身体を動かすイエロー。しかし、間に合わず右腕をくわえられてしまう。
「いや…放して…」
腕を抜こうと必死に抵抗するイエロー。くわえたままイエローを持ち上げると左右に振り回すアヤカシ。そして、そのままイエローを空中に放り投げた。
「今度はちゃんと穴を塞いでおくんだな」
そう言うと口を大きく開けて落ちてくるイエローを受け止めた。ピンクの時と同様に上を向きゴクリと呑み込むと再び卵を産み落とした。
「やはり無理か…しかし、いずれモヂカラを手に入れてやる」
卵を二つ手に持つとそのまま何処かへと姿を消した。それから数日アヤカシはモヂカラを手に入れるために自らの身体を更に進化させていた。
「いよいよこの時が来たか…」
シンケンジャーの2人と戦った時に放っていなかったオーラを放っていた。
「では…」
そう言うと卵を2つ並べると炎を噴射し始めた。しばらくしていると殻が真っ黒になっていた。
「これだけ熱すれば良かろう」
すると剣を取り出すと2つの卵に向かって2、3回切りつけた。そして、柄で衝撃を与えると殻が粉々になった。中からツルッとした真っ白なゆで卵が現れた。
「これは立派なゆで卵だ。 では、頂きます」
そう言うと口を巨大化させゆで卵を2つくわえると少し味を楽しんだ後呑み込んだ。
「シンケンジャーとは言え流石は若いおなごよ。ほんのり甘い味に良い香りがしたぞ」
そんな事を言っているとアヤカシは突然苦しみ出した。
「バカな…まだ力を手に入れられないと言うのか…」
苦しみながらアヤカシは倒れてしまった。

その後残ったシンケンジャー達の前にシンケンマルに似たような剣を2本持ちモヂカラを使う謎のアヤカシが現れる。そのアヤカシの背中にはレリーフのようにイエローとピンクのような形が浮かびあがっていた。
[ 2011/10/01 00:00 ] シンケンヒロイン | TB(0) | CM(2)

こんにちわ。

実はシンケンジャー、一度も見たことが無いんです。
ですが、イエロー役の女優さんは放送前から知っており、好みの女の子でもあります。
それだけに、今回もワクワクして読まさせて頂きました。

女の子を卵化して、更に加熱してゆで卵にして食べる。
すごく斬新なアイデアですね。
正直、今まで一度も考えた事のないアイデアで、大変面白かったです。
きっとプルンぷるんとした食感に、ほのかに甘い香りがするんでしょうね。(^^

今回は、食べられてしまうものの、ある意味で一矢を報いるんですね。
ちょっと驚きました。

次回作も大変楽しみにしております。
では~♪
[ 2011/10/02 21:30 ] [ 編集 ]

>健山さん、どうもです~
ずっと丸呑みにして卵にする展開は浮かんでたんですがこの流れでおでんにするのも変かと思いましてゆで卵なら自然だしある意味料理かと思いましてそうしました。

アヤカシがパワーアップはしましたがその分苦しませたので一矢を報いてということになりますね。
[ 2011/10/02 22:09 ] [ 編集 ]

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