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シュシュッと氷ハプニング

こんばんは、残暑がまだまだ厳しいです。そんな時だからこそこちらで涼んで下さい。
「あ~つ~い~!!!!!!」
腕をだらりと垂らしながら歩く制服を着たポニーテールの女の子。
「暑い暑い言わないの。 こっちまで暑くなるでしょ」
後ろを振り返りその女の子を怒る制服を着たロングヘアの女の子。
「だってぇ~~~」
「だってじゃない!! それ以上暑いって言ったらアイス奢らないわよ」
「えぇ~い~や~だ~」
「じゃあ、それ以上言わないの」
向き直すと再び歩き出した。
「暑いから暑いって言ったっていいじゃん…」
と口を尖らせながらブツブツと独り言を言うポニーテールの女の子。
「てか、そう言うジャスミンだって暑いって言ってたくせにガミガミ言っちゃってさ…このガミガミ婆!!!!」
そう言って足下にあった缶を蹴った。するとその缶は綺麗な弧を描き、先ほど女の子を叱ったロングヘアの女の子の頭に当たった。
「あっ……」
口を開けたまま立ち尽くす女の子。缶が当たった女の子が頭を押さえながら笑顔のまま振り返る。
「アハハハハ…」
「ウメコ!!!!!!!!!」
「ごめんなさ~い」
一目散に逃げる女の子。
逃げる彼女は地球署のスペシャルポリスでデカピンクである。仲間からはウメコと呼ばれている。そのウメコを追いかける彼女も地球署のスペシャルポリスでデカイエローである。仲間からはジャスミンと呼ばれている。
しかし、すぐにジャスミンに捕まり、両方のほっぺたをムニムニと伸ばされた。
「ごめんなさいは?」
「ごめんなふぁい…」
それを聞いてほっぺたを離すジャスミン。
「行くわよ」
「はぁ~い…」
しょんぼりしながらジャスミンの後をついて行くウメコ。目的の場所に着く頃にはいつものウメコに戻っていた。
「ここがイベント警備の依頼があった会社ね」
そう言うと中に入っていった。中に入ると受付に向かった。
「地球署の礼紋茉莉花です」
「同じく胡堂小梅です」
SPライセンスを受付嬢に見せながら挨拶をする2人。
「ご苦労様です、お待ちしておりました」
「ご依頼の警備とはどのような?」
「はい、こちらでございます」
2人に内容の書かれた紙を手渡す。
「当社の新商品の飲料水の発表会がありましてイメージキャラクターとして人気女優の野乃七海さんがゲスト出演されるんですよ」
「野乃…?」
「七海…?」
その名前に何か引っかかり顔を見合わせる2人。
「どうかされました?」
「いえ何でもないです」慌てて否定をするジャスミン。
「そうですか、では説明を続けますね。 お2人には…」
(野乃七海って…)
(やっぱり何処かで聞いたような…)
やはり何か引っかかるのか受付嬢の説明を気にも止めずジャスミンとウメコは顔を見合わせていた。
「説明は以上です。 では、控え室の方にご案内しますね」
「あっ、はい」
2人は受付嬢の後を付いて行った。

その頃、同じ会社の違うフロアでは1人の女子高生が道に迷っていた。
「あれ? おかしいな…みんな何処に行ったんだろ…待ってていったのに」
どうやら彼女は友達と会社見学に来ていて、トイレに行っていたのだが先に行かれてしまったようだ。
「予定では次の見学先がここだからここに行けばいいんだけど…」
フロアマップを広げて今いる場所を探している。
「七海ちゃん、ちょっと出てくるわね」
「はぁ~い」
声のする方を向くと女の人が部屋から出てきた。
「そうだ、あの人に聞いてみよう」
駆け出す女の子。
「あの、すいません…」
声を掛けるが女の人は気付かずに角を曲がった。後を追う女の子。しかし、角を曲がった時にはもう女の人の姿はなかった。
「あれ? もういなくなっちゃった…どうしよ…」
困り果てる女の子。再びマップを見るもやはりわからない。しかし、ふとあることを思い出す。
「そう言えばさっきの人、部屋の中の誰かに話掛けてたような…だとしたその人に聞けば…」
そう言うと先ほど女の人が出てきた部屋の前に戻ってみる。
「イベント控え室?…まぁ誰かいるのは間違いないわよね」
ドアをノックする女の子。
「はい、どうぞ~」
中から女性の声がした。
「あの~すいません。道に迷ってしまいましてそれでもし良かったら…」
「冴ちゃん!!」
「えっ!?」
急に名前を呼ばれたことにビックリしたので顔をあげる女の子。
「七海さん!!」
そう言いながら部屋に入り扉を閉める。
「久しぶり~この前遊びに行った以来ね、元気にしてた?」
手招きをして自分の横に座るように合図する女性。
「はい。七海さんこそあれからいろいろな番組に引っ張りだこじゃないですか」
「そんなことないわよ。 私なんてまだまだ駆け出しだから」
どうやらこの2人は知り合いのようだ。冴と呼ばれていた女の子。彼女はガオレンジャーの1人でガオホワイトである。オルグとの戦いの後普通の高校生活を送っている。そして、冴に七海と呼ばれていた彼女もスーパー戦隊の一員でハリケンジャーのハリケンブルーである。ジャカンジャとの戦いの後女優として映画やテレビまたは歌手として活動している。2人はジャカンジャの敵であった二の槍の弟チュウボウズがオルグと手を組んだ時に共闘して以来の知り合いである。あの時お互いに連絡先を交換してよく遊びに行く仲である。
「あれ以来七海さんが忙しくなっちゃたから全然遊びに機会が無くなっちゃったからなぁ…こんなに売れっ子になるならあの時サイン貰っておけば良かったなぁ」
「もう~冴ちゃん」
顔を真っ赤にして照れる七海。すると、扉をノックする音がする。
「はぁ~い」
「今日警備を担当される方をお連れいたしました」
先ほどの受付嬢の声がする
「どうぞ」
「失礼します」
ジャスミンを先頭にしてデカの2人が部屋に入ってきた。受付嬢は2人を部屋に入れると部屋を後にした。
「今日あなたの警備を担当することになりました地球署の礼紋茉莉花です」
「同じく胡堂小梅です」
再びSPライセンスを見せて挨拶をする2人。
「ひょっとしてスペシャルポリスの方ですか?」
「そうですけど…それがどうかしましたか?」
「私、実は一度スペシャルポリスの方にお世話になったことがあるんですよ」
「えぇ、本当ですか!?」
驚きの声をあげるウメコ。
「誰だったけな…確かね…」
そう言うと立ち上がる七海。
「無法の悪を迎え撃ち、恐怖の闇をぶち破る! 夜明けの刑事、デカブレイク!!」
寸分も狂いもなく真似をする七海。突然のことに七海以外の全員が目が点になる。
「あぁ!! 思い出した!!」突然大声をあげるウメコ。
「七海ってテツが言ってたハリケンブルーの人だよ!!」
慌てて口を押さえてウメコを後ろに向かせるジャスミン。
「バカ!! あの人がハリケンブルーだって内緒だってテツが言ってたのにそれを大声で言ってどうするの。 あの子にバレちゃうでしょ!!」
「あぁ、そうだった!? どうしようジャスミン」
自分のしてしまったことに慌てるウメコ。
「あの~……」
後ろを向く2人に声を掛ける冴。
「今の発言だったら気にしないで」
「そうそう。 あの人がハリケンブルーだなんてそんなこと一言も言ってないから」
「ウメコ!!」
慌てて自分で口を塞ぐウメコ。
「大丈夫ですよ」
「えっ!?」
「私この人がハリケンブルーだって知ってますから」
「えぇーーー!!!!」
「アッチョンプリケ!!」
驚くジャスミンとウメコ。その様子を笑いながら見る七海。
「実はね…」
そう言うと七海は2人に事情を説明し始めた。
「…と言うわけなの」
「なるほど。そう言う訳だったですね」
事情を聞いてホッとするウメコ。
「それにしてもあなたもスーパー戦隊の一員だったとはジャスミンおったまげ」
「いえいえ。私なんて皆さんに比べたらまだまだですから」
「冴ちゃんたら謙遜しちゃって」
「茉莉花さん、ホントですから」
「またまた。あっ、茉莉花じゃなくてジャスミンでいいわよ」
「私も小梅じゃなくてウメコって呼んでいいから」
「わかりました、ジャスミンさん、ウメコさん」
「さんはいらないよ」
「ウメコさん、そうはいきませんよ。 私の方が年下ですから」
「冴ちゃんは一度言い出すと聞かないから」
「もう七海さん!!」
そんなたわいを会話をしていると何処からともなく女性の悲鳴が聞こえてきた。
「今のは!!」
一目散に部屋を飛び出るウメコとジャスミン。続けて七海も出ようとするがふと入り口で足が止まる。七海にぶつかる冴。
「七海さんどうかしたんですか?」
おでこをさすりながら七海に問いかける冴。
「この気配ひょっとしたら宇宙忍者かも」
「えっ!?」
「とにかく行ってみましょう」
「うん」
2人も部屋を出た。先に向かった2人は声のした辺りに着いていた。
「声がしたのってこの辺だよね」
辺りを見回す2人。すると、近くに鞄が落ちているのが目に付く。鞄に駆け寄るウメコ。
「ジャスミン、これ」
「被害者の鞄ね」
そう言いながら手袋を外すジャスミン。そして、その手で鞄に触れる。そこに冴と七海の2人が到着する。
「どう? 判りそう?」
「待って。 今ジャスミンが調べてるから」
「調べてるって手を触れてるだけじゃ…」
「ジャスミンはエスパーなの。物に触れることで残留思念を読み取れるのよ」
「なるほど」
納得する冴と七海。
「見えた。 私たちが来るのを感じて逃げたみたい。 ひょっとしたらまだ近くにいるかも」
「えぇ!?」
4人は瞬時に背中合わせになり、辺りを伺う。
「そこよ!!」
七海は何かを感じた壁に向かってジャイロ手裏剣を飛ばす。すると、手裏剣が何かに叩き落とされる。
「流石はハリケンジャーのお嬢ちゃんだこと」
その声がしたと思うと敵が姿を現した。
「お前はキラ・コローネ。 倒したはずじゃ…」
「残念。 私はその妹のキラ・シローネ」
「シローネですって!?」
「お姉ちゃんが死んだって聞いてね。どんな奴が倒したのか見てやろうかと思ってね。それに…」
不適な笑いをするシローネ。
「何よ!!」
「それは秘密よ。さぁ、お手並み拝見といくわよ」
「七海さん、私も力を貸します」
「私たちも」
「みんなありがとう」
「ウメコ!!」
「ロジャー!!」
「エマージェーシー、デカレンジャー!!」
「忍風シノビチェンジ!!」
「ガオアクセス!!」
『はっ!!!!!』
掛け声と共に4人は光に包まれそれぞれのスーツを身にまとった。
「デカイエロー!!」
「デカピンク!!」
「ハリケンブルー!!」
「ガオホワイト!!」
「へぇ~他のお嬢ちゃん達も変身出来るの。 いいわ、まとめて相手してあげる」
「先手必勝!! ド~ンと行ってみよう!!」
イエローの掛け声と共に一斉にシローネに向かっていく4人。
「タイガーバトン」
ホワイトの攻撃を剣で受け止めるシローネ。
「ソニックメガホン」
シローネの後ろから衝撃波を放つブルー。小爆発がシローネの身体で起こる。シローネが後ろを見ると既に腕を広げたブルーを足掛かりにしてイエローとピンクが高く飛び上がっていた。2人はそのままシローネに切りかかった。がくっと膝を付くシローネ。
「お嬢ちゃん達なかなかやるじゃない」
立ち上がりながらそう言い放つシローネ。
「一気にとどめよ」
そう言って向かっていき、飛びかかるホワイト。
「白虎十文字斬り」
十字に切りかかるホワイト。横に切り終え縦に切ろうとした瞬間、シローネに手首を捕まれる。
「宇宙忍者をなめんじゃないわよ!!」
そう言うとホワイトの手首を掴んだまま何度か切りつけると柄で殴られ吹っ飛び地面を転がった。
「冴ちゃん、大丈夫?」
駆け寄り声を掛けるピンク。
「はい、大丈夫です。 ちょっと油断しました」
「もう~冴ちゃんに何てことするのよ。 許さないんだから」
シローネに向かっていくピンク。
「ウメコ、待って!!」
イエローの制止も聞かずに向かっていくピンク。攻撃を繰り出すも先ほどとは打って変わって攻撃を次々と交わすシローネ。しかし、一瞬の隙を付きピンクの首すじを掴むシローネ。
「くっ…離しなさい…」
「威勢のいいお嬢ちゃんだこと」
「ウメコ!!」
ピンクを助けにいこうとする3人。しかし、シローネに目から光線を放たれスーツが爆発し倒れる3人。
「ハリケンジャーのお嬢ちゃんから倒してあげようと思ったけど…いいわ、あなたから先に楽にしてあげるわ」
「えぇ…」
「宇宙忍法シュガースプラッシュ」
シローネの頭から液体がピンクに噴射された。すると、みるみるうちに全身の力が抜けて立っていられなくなり膝を付くピンク。次の瞬間ピンクは物言わぬピンクの液状に変わった。そして、その液はシローネの持つボトルへと吸い込まれていった。そのボトルにはウメコシロップと書かれデカピンクの顔の描かれたラベルが貼られていた。
「ウメコに何をしたの!!」
「美味しいシロップにしてあげたのよ」
「何ですって!?」
「私はねぇ、甘い物を集めて食べるのが大好きなの。 姉さんは香水集めが趣味だったみたいだけどあんな食べられないもの集めて何の意味があるのかしら。 だって、甘い物って素敵じゃない? 私を決して見捨てたりせずに私の欲望を満たしてくれる。でも、この世界に無限にあるわけじゃない。 だったら、作ればいいのよ…私の力でね」
「えぇ!?」
「今までいろんなものを甘いものに変えてきたけどもどれもいまいちだったわ。 ある時地球に遊びに来たときに人間を甘いものに変えたの。 そしたらそれがとっても美味しくてね。やみつきになったのよ。 別の星を旅行中に、ちょうどかき氷が食べたくてねぇ。だけど、シロップのストックが切れちゃって…そしたらふと地球の人間の甘さを思い出したの。 それで地球に仕入れに来たわけ。 だから、お嬢ちゃん達がなってよ、シロップに」
「ふざけないで!! ウメコを元に戻しなさい!!」
「大丈夫よ、ちゃんと元に戻るわよ。ただし、24時間以内に私を倒すことが出来ればだけどね」
そう言いながらボトルをしまうと剣を構えて3人に向かっていくシローネ。
「はぁっ!!」
切りかかるイエロー。しかし、すぐにシローネの姿が消える。
「残念、後ろよ」
「えぇ!?」
イエローが振り向くと同時に切られ地面を転がる。
「敵は1人じゃないのよ!!」
シローネの背後から飛びかかり切りかかるホワイト。しかし、また姿を消しホワイトが着地した瞬間に切りつけるシローネ。
「冴ちゃん!!」
「どうしたの? もう終わりかしら?」
「終わりなわけないでしょ!!」
ハヤテ丸を握り直すと向かっていくブルー。
「超忍法・乱舞三重衝」
超高速でシローネを切りつけるブルー。先ほどとは違い攻撃を避けきれないシローネ。攻撃の反動で先ほど仕舞ったボトルがシローネの体から飛び出し、弧を描きながら飛んでいく。
「ウメコ!!」
体勢を立て直すと一目散にボトルに向かって走っていくイエロー。しかし、ボトルはスピードが速くもう地面につきかけていた。落下地点に飛び込みキャッチしようとするイエロー。しかし、距離が足りず中指をかすめただけだった。ボトルと一緒に地面に当たるイエロー。しかし、ボトルが割れる音がしない。顔を上げるイエロー。すると、そこにはボトルを持ったシローネが立っていた。
「残念ね、あともうちょっとだったのにね」
「そんな!?」
後ろを振り返るとブルーとホワイトが立ち上がろうとしていたがダメージでなかなか立てずにいた。
「3倍返しでお仕置きしてあげたのよ」
「ウメコを返して!!」
「それは出来ないわ。 私の大事なコレクションになったんだから」
「お願い!! 代わりに私が何でもするから」
「あらそう? じゃあ私のコレクションになりなさい」
そう言うと先ほどピンクにかけた液体をイエローに噴射した。ボトルを掴もうとして空をきるイエローの腕。その腕から黄色の液体に変わり新たに用意されていた空のボトルに吸い込まれていった。そのボトルに先ほどと同じくデカイエローの顔が描かれ、ジャスミンシロップと書かれたラベルが貼られていた。
「これで2本目」
「そんなジャスミンさんまで…」
落胆の声をあげるホワイト。
「さぁ、次はどっちが私のコレクションになってくれるの?」
2人に歩みを進めるシローネ。
「冴ちゃん…逃げて…」
「えぇ!? どうして私も…」
「元々あいつは私を目的に来ていたはず。 冴ちゃんには関係のないことよ」
「関係ないってそんな…私たちは友達です!!」
「解ってるわよ!! だから、狙われるのはもう私だけで十分よ…」
ブルーの訴えに何かを悟り、無言で頷くホワイト。
「何コソコソ話してたか知らないけどもどっちが私のコレクションになるか決まったの?」
「冴ちゃん、行って!!」
その声に気力を振り絞り立ち上がると足を引きずりながら全力で走るホワイト。
「あら、ホワイトのお嬢ちゃんは逃げちゃうの…残念ね」
「あの子は関係ないでしょう、私がいれば十分でしょう」
「それもそうね」
「でも、私を倒せたらね」
切りかかるブルー。しかし、すかさず剣で止めるシローネ。
「往生際が悪いお嬢ちゃんだこと」
「はっ!!」
一心不乱に攻撃を繰り出すブルー。
(お願い、こうして足止めしている間に少しでも遠くに逃げて)
そう思いながら攻撃を続けるブルー。
「さっきまでの勢いはどうしたの?」
ブルーを挑発するシローネ。しかし、その挑発には乗らないが攻撃を続けるブルー。しばらく、その状態が続いたところでシローネがブルーの剣を飛ばし喉元に剣を突き立てた。
「もう、飽きちゃったわ~終わりにしましょうよ」
そう言われると何かを悟ったブルー。
「いいわ、好きにしなさい」
「最初からそうすれば苦しまなくてすんだのに」
そう言うとシローネはブルーに液体を噴射した。すると、全身の力が抜けてガクッと膝を付き、青い液体に変わるとボトルに吸い込まれていた。そのボトルには七海シロップと書かれハリケンブルーの顔が描かれたラベルが貼られていた。
「これで3本目のコレクションの出来上がりね」
ボトルを見ながらうっとりとするシローネ。
「じゃあ、最後の1本を手に入れないとねぇ」
そう言うとシローネは姿を消した。

その頃、ホワイトはブルーに言われた通りに必死に逃げていた。
「ここまでくれば大丈夫かなぁ…」
そう言って土管の中に腰をおろす。
「七海さん、大丈夫かなぁ…」
ブルーの心配をするホワイト。
「私のコレクション見つけた」
外からする声に慌てて土管の中から出て構えるホワイト。
「もう~随分探したわよ」
「七海さんは…七海さんはどうしたの!!」
「あぁ、これのことかしら?」
そう言って七海の入ったボトルを見せた。
「七海さん!!」
「お嬢ちゃんを逃がすために頑張ったんだけどね…」
「シローネ、来なさい!! 私が相手よ!!」
「ふんっ…あんた馬鹿じゃないの? その体で私を倒そうっての」
シローネの言うようにホワイト体力はほとんど残っていなかった。
「いいわ、あなたに5分だけチャンスをあげるわ」
「えぇ!?」
「5分間私は何もしない。 その間に私をひざまずかせることが出来たらお嬢ちゃん達を返してあげるわ」
「わかったわ」
「ただし、5分経っても私が立っていたらあなたを私のコレクションにしてあげるわ」
武器を捨てて懐中時計を取り出すシローネ。
「よーい、スタート」
時計のボタンを押すシローネ。すると、時計がカウントし始めた。
「どうしたの? 掛かってこない?」
「うるさいわね!! 覚悟なさい!!」
シローネに向かっていくホワイト。次々にバトン攻撃を繰り出していくホワイト。しかし、微動だにしないシローネ。
「白虎十文字斬り!!」
十字に切り終えた瞬間に先端にエネルギーを溜めるホワイト。
「ベルクライシス!!」
強力な一突きに後退りするシローネ。
「ちょっと油断したわね…でもまだまだよ。お嬢ちゃん、残り1分よ」
残り1分の声に猛攻の手を強めるホワイト。着実にシローネが後退りする回数が増えていく。ホワイトの攻撃が蓄積されてきてシローネも限界にきていた。
「これでとどめよ!! ベルクライシス!!」
強烈な一突きを放つホワイト。しかし、シローネに止めれてしまう。
「えぇ!? 何もしないはずじゃ…」
「残念だったわねぇ、時間切れよ」
時計を見せるシローネ。時計はシローネの言うように5分を経過していた。
「おしかったわねぇ、それが決まれば私を倒せてたのにねっ!!」
バトンをはらうとその手ですかさずホワイトの首を掴んだ。
「ぐぅ……放して…」
「あなたにはカキ氷には肝心なあれになってもらうわ」
そう言うとホワイトに液体を噴射した。すると、先ほどの3人とは違い、ホワイトの体がドロドロした液体に変わりだした。そして、今度はボトルではなく銀色の缶の中へと吸い込まれていった。その缶には冴練乳と書かれてガオホワイトが描かれたラベルが貼られていた。
「これだけあれば今年の夏は楽しめそうね」
高笑いをあげながら姿を消した。

それから2日後―――ー
シローネは太陽系の外れの惑星にいた。ここは宇宙人の中では有名なリゾート惑星で地球のハワイがそのまま惑星になったような感じである。その惑星にある別荘でシローネはバカンスを過ごしていた。別荘のリビングには巨大なガラス張りの冷蔵庫が壁一面に並んでいた。冷蔵庫には洋菓子や和菓子といった甘い物が中に納められていた。おそらくシローネが集めてきた甘い物なのだろう。その中には新たに加わったあのシロップと練乳も並べられていた。
「今日も楽しかったわぁ。 さてと、お待ちかねのあれを頂きましょうかね」
そう言うと冷蔵庫の中から機械と氷を取り出した。
「この日の為に取り寄せた最高の手動式カキ氷機。これで作るとパウダースノーのようにふわふわの氷が出来上がる。 それにこの宇宙一の透明度で混じり気のない氷。これが合わされば最高のカキ氷が出来上がる」
そんなことを言いながらカキ氷機に氷をセットして、冷やしていた器を取り出す。そして、器を置くとハンドルを回しカキ氷を作り始めた。器の白い山がどんどんと高くなっていく。その山がある程度の高さになるとハンドルを回すのをやめた。
「さてと、どの味にしようかしら…」
並べらんだ3つのボトルを眺めるシローネ。
「まずは一番最初にシロップにしたこのお嬢ちゃんにしようかしらね」
そう言ってウメコシロップを取り出した。
「どんな匂いがするのかしら…」
ボトルの蓋を開けて匂いを嗅ぐシローネ。
「熟れた果物みたいに甘いいい匂いだわ」
そう言うと氷の山にシロップをかけた。
「味はどうかしらね…」
シロップのかかった部分を一口食べるシローネ。
「摘み取った苺をそのままシロップにしたかのような味が口一杯広がるわ」
満足そうに二口、三口と食べていく。
「あのお嬢ちゃんと合わせるとどんな味がするのかしら」
そう言って冷蔵庫から冴練乳を取り出した。そして、缶に缶切りで両端に切れ目を入れると片方の切れ目から練乳を出し、カキ氷にかけた。
「さて、どうかしらね」
練乳とシロップがかかった部分一口食す。
「苺の甘さは邪魔しない優しい味の練乳ね。 あのお嬢ちゃんがまだ一番若かったからかしら」
そんなこと言いながら1杯目を平らげた。するとすぐに2杯目を作り出した。
「今度はこのお嬢ちゃんにしましょう」
そう言ってジャスミンシロップを取り出し、蓋を開けて匂いを嗅ぐシローネ。
「柑橘系の様な爽やかな匂いがするわね」
そう言いながらシロップをかけると続けて練乳をかけた。そして、シロップの部分を一口食べた。
「酸味が強いけど嫌いじゃない味だわ」
次にシロップと練乳を一緒に食べるシローネ。
「酸味と甘さが絶妙な感じになったわね」
満足そうな声をあげながら食べ進め2杯目も食べきった。そして、3杯目作り出した。ある程度山を作ると残った七海シロップを取り出してかけ、同じく練乳をかけた。蓋を閉める前に匂いを嗅いだ。
「今までのと違う甘いいい匂いね」
シロップの部分を一口食べた。
「ガムシロップをそのままかけてるみたいで一番甘いわね。 ブルーハワイみたいな味ね…練乳と合わせると…甘過ぎずちょうどいいわ」
そう言って3杯目を食べていく。食べ終わると4杯目を作り出した。
「やっぱりこんなにシロップがあるなら一度はしてみないとねぇ」
そう言うと3本のシロップを次々と掛け始め、最後に練乳もかけた。
3色の山に練乳が頂点から流れ落ちるようにかけられていた。
「やっぱりこんなに種類があるのだからミックスしてみないとね」
そう言ってまた食べ始める。
「う~ん…ピンクとイエローは相性抜群ね。イエローにない甘さをピンクが補ってるわ…意外にピンクとブルーも合うわね…でも、どれにでも合う練乳も最高だわ~」
そんなことを言いながら食べ続けたシローネ。あっと言う間に食してしまった。
「流石に4杯も食べると頭が痛いわね…」
頭の痛みが治まると冷蔵庫を開け、シロップと練乳、氷をしまった。
「今年は十分に楽しめそうね」
そう言いながらシローネは部屋を後にしまた甘い物探しへと向かっていった。
[ 2011/09/01 00:00 ] VSヒロイン | TB(0) | CM(12)

色々な戦隊ヒロインでかき氷のシロップですか。確かに片方を食材にして、片方を液体化してソースを作る、こういうのもいいですね。これなら食材として扱いにくいイエローレーサーやメガイエロー、デカイエローみたいなイエロー系も使い道が増えるかもしれませんね。
[ 2011/09/01 18:34 ] [ 編集 ]

>インさん、どうもです。確かにそのやり方ならばイエローレーサーを食材として扱えますね。

カーレンならピンクをステーキにしてそのソースにイエローを使うとかデカならタレにしたイエローにピンクを漬け込むとか出来そうですね。

私の中ではメガイエローは細い部類には入らないんですよね。
細いなぁと思うのは戦隊なら
ゴーグルピンク
ピンクファイブ
ピンクターボ
ホワイトスワン
プテラレンジャー
ニンジャホワイト
イエローレーサー
ゴーピンク
デカイエロー
ゴーオンイエロー
シンケンイエロー&ピンク&真レッド
ゴセイピンク
ゴーカイピンク

ですかね。私の基準なんで人によって違うと思いますけどね。

太らせるとか細いもの達を何人か集めて料理すればボリュームは増すかもしれませんね。
腸詰めにするとか巻き寿司の具とか

こうして並べるとやはりイエローレーサーを料理してやりたくなってきます
[ 2011/09/01 20:58 ] [ 編集 ]

メガイエロー、確かに私としてもまだいい方だと思いますね。私的に細いと思ったのは、ボウケンヒロインズ、タイムピンク、アバレイエローですかね。確かに細い方は寿司とか良さそうですね。寿司はシンケンヒロインズやニンジャホワイトみたいな和系戦隊がよさそうですね。でも私的には、細い方はピザにして、ムチムチ系は鍋料理がいいですかね。
[ 2011/09/03 00:50 ] [ 編集 ]

>インさん、どうもです。
なるほど、インさんの中ではタイム・アバレ・ボウケンが細いヒロインですか。
ムチムチ系は鍋料理ってのは私も納得ですね。鍋料理はやっぱりボリュームがいりますからね。
チゲ鍋とかにしたら二重の苦しみでしょうね。熱いは辛さで痛いはみたいな。

実際にある店のパロディみたいなのはあんまり需要なしですかね?
ネタが全てヒロインの回転寿司屋
バーガーの肉とかサイドメニューがヒロインのファストフード店
ヒロインをメインのおかずにして出している定食屋
[ 2011/09/03 02:01 ] [ 編集 ]

チゲ鍋、確かに良さそうですね。唐辛子はZZギューリーが持ってるでしょうから分けて貰えばいいですもんね。私的には、ムチムチ系を捕まえて、ピンクレーサー、メガピンク、ギンガピンク、デカピンク、マジブルー、ゴーオンシルバー、ゴセイヒロインズを先に高カロリースプレーで太らせて肉団子にし、ホウオウレンジャー、ガオホワイトやハリケンブルー、ゲキイエロー、シンケンヒロインズみたいな鍛えてそうな人たちはそのままでも美味しそうなのでそのまま野菜や豆腐、ラーメンの入った鍋に入れられ、始めは暑さに苦しみ、そして変身解除され、今度は辛さに襲われ、みんな熱い、辛い、痛いと苦しみ、暫くして、静かになったらムチムチヒロインのチゲ鍋の完成。というのが私の考えです。
[ 2011/09/04 01:23 ] [ 編集 ]

>インさん、どうもです。
ヒロイン総勢14人使ったチゲ鍋ですか。めちゃめちゃ豪華ですね。ピンクレーサーはやっぱり高カロリースプレーの餌食なんですね。でも、書くとなると大変そうだな・・・今回の4人でも一杯一杯だったのでいずれ書ける様に徐々に増やしていこうかな。次は5人かな

上で書いたお店のパロディはあまりイメージがわきにくいですかね?
回転寿司屋とかめちゃめちゃしてみたいんですけど短編になりそうなんですよね
[ 2011/09/04 10:27 ] [ 編集 ]

ファーストフード、回転寿司の短編ですか。いいかもしれませんね。寿司はフラッシュピンクがのり巻きにされてましたしね。イエローレーサーやデカイエロー、アバレイエロー、タイムピンクやゴーピンクみたいな細い系がよさそうですが、シンケンヒロインズやハリケンブルー、ニンジャホワイトみたいな和戦隊もよさそうですね。ファーストフードで私が思いついたのは、ゴーオンシルバーのチーズバーガー、マジブルーは人魚化してフィッシュバーガー、ハリケンブルーの照り焼きバーガー、アバレイエローのベーコンレタスバーガーで、サイドメニューはピンクレーサーとデカピンクのフライドチキン、デカイエロー入りアップルパイ、マジピンクのパンケーキ、因みにポテトはさすがに普通に作りますが、ソースはイエローレーサーでマスタード、タイムピンクでバーベキューソースを作る、みたいな感じです。
[ 2011/09/05 18:46 ] [ 編集 ]

>インさん、どうもです。
寿司はやっぱりピンクフラッシュは外せませんよね。イエローレーサーとかはやはり海苔巻きでハリケンブルーとかにぎり寿司とかですかね。それらがレーンで流れてると黄・桃・青・白・銀とかカラフルですよね。でも、客に食べられるにつれてレーン上が寂しくなりますね。
寿司ネタに使うなら店に来る時には眠っているか〆ておかないと流れて間に逃げちゃいますよね。

ゴーオンシルバーのチーズバーガーはかなりボリュームがありそうですね。マジブルーを人魚化でフィッシュバーガーとは考えましたね。それぞれでもメインの料理になれる2人でサイドのフライドチキンとか贅沢使用ですね。デカイエロー入りアップルパイとか甘酸っぱそうなデカイエローにはピッタリですね。マジピンクのパンケーキも甘そうですしポテトのソースに2人を使ってマスタードとバーベキューソースとはピッタリの相性ですね。

両方とも長編にするなら以前言った家畜ネタと併せてしっかり飼育してから寿司ネタやバーガーにとかならより面白いかもしれませんね。
捕獲してくる→飼育する→出荷時期になったら新鮮なうちに〆て・・・
寿司ネタならビニール巻いて冷凍して出荷、バーガーネタならビニール巻いて○○用の肉とか書いて出荷
とか言うのも面白いかもしれませんね。どう思われます?微妙ですかね?
[ 2011/09/06 12:19 ] [ 編集 ]

いきなり3作品がコラボですか。タイトルだけ見て誰か氷になるのかと思いました。私は、長編やるならやっぱりオールスターみたいな感じがいいですね。
[ 2011/09/10 10:26 ] [ 編集 ]

>ロッカーズさん、コメントどうもです。
最初はヒロインを凍らせてカキ氷にしてそれぞれの色のシロップをかけてにしようと思っていたのですがそれだとグロくなるなぁと思ってシロップにすると言う展開にしました。

オールスターの展開はめちゃめちゃ惹かれますね。やるなら和洋中いろんな料理にしてやらないと勿体ないですよね。
でも、やるならどういう展開でどのヒロインを登場させてそのヒロインをどんな料理にするかということをちゃんと組み立ててやらないとグダグダな展開になりそうですよね。

ロッカーズさんは何となくこんな風にしたいなぁって浮かんでたりしますか?
[ 2011/09/10 14:25 ] [ 編集 ]

今は全ヒロインを使ったフルコース料理という感じでしか考えてないですね。具体的に決まったらまたコメントします。
[ 2011/09/11 17:39 ] [ 編集 ]

>ロッカーズさん、どうもです。
フルコースですか、それなら全ヒロインを余すことなく使えますね。
どんな感じになるか浮かんだらコメ下さいね。

フルコース以外に単品でのヒロイン料理浮かんだそれも良かったらコメントして下さいね
[ 2011/09/11 19:26 ] [ 編集 ]

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