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ムチムチ!臨獣クッキング

無間龍ロンとの戦いから1年が経った。街は戦いの傷跡は消え、いつもの活気を取り戻していた。ゲキレンジャー達もそれぞれの道を歩んでいた。ゲキレンジャーの中で唯一の女戦士であるランも激獣チーター拳のマスターとして次の世代の子供たちに激獣拳を教える日々を送っていた。そんなある日子供達の修行のコーチがいつもより早く終わったので久しぶりに街へ出掛けることにしたラン。
「この街も随分変わったわね」

街の変化に驚きながら歩いていくラン。驚くのも無理はない臨獣殿との戦いの日々は休みもなく毎日が修行の日々であったのだから。しばらく歩くと一軒の店のウィンドの前で止まった。
「綺麗…」
ウィンドには純白のウェディングドレスが飾られていた。
「私もいつか・・・着れるのかな・・・」
今まで戦士として戦ってきたがやはり気持ちは乙女である。ウェディングドレスにしばらく見入っていた。
「でもその前に相手よね・・・はぁ・・・」
相手のいない今の状態にため息をつくラン。
「よし!! 彼氏も根性でゲットするんだから」
いつもの元気を取り戻したランは再び歩き出した。
「キャーーーー!!」
唐突に女の人の叫び声がした。叫び声がした方向に走っていくラン。たどり着くとそこには女性が倒れていた。
「大丈夫ですか?」
女性を抱き抱えると体に無数の切り傷があった。
「これは…」
「風が…」そうゆうと女性は気を失った。
「しっかりして下さい。風…一体どうゆうこと?」
不思議に思っているとランに向かって突風が吹いた。そして、ランの周りを風の渦が取り巻き始めた。渦はランの服を切り裂いた。
「これは!?」
一瞬の出来事に驚いた。しかし、何かを感じ取ったラン女性を寝かせると立ち上がった。
「ビースト、オン!」ランは光に包まれ黄色のスーツを纏った。
「そこね!! ゲキワザ瞬瞬弾!!」
イエローの激気で作り上げられたチーターはランが感じ取った方向へ走って行き何かに当たった。すると、風の渦が消えゲキワザが当たった場所からは怪人が姿を現した。
「流石はゲキレンジャー、よくわかりましたね」
「風が吹いた瞬間一瞬あなたの気を感じたのよ。何者?」
「私は幻獣スクリュー拳のタチカマイ」
「幻獣拳使いですって!? ロンを封印して臨獣殿も崩壊したはず・・・」
「えぇ、確かに崩壊しました。でも、生き残っていたんですよ」
「なんですって!?」
「ゲキレンジャーの1人であるあなたを倒して再びこの世界に恐怖と絶望で満たすのです」
「そんなことさせるもんですか!! はっ!!」
タチカマイに飛び掛るイエロー。しかし、風が鎧のようにタチカマイの身体を覆っているため触れることが出来ず逆に飛ばされてしまった。
「あなたの力はその程度ですか?」小ばかにしたような感じでイエローに言い放った。
「そんな訳ないでしょ!! スーパービースト、オン!」ゲキイエローはスーパーゲキイエローへと姿が変わった。
「ほう、それが過激気というものですか・・・見せて下さい、あなたの力を!!」
激しくぶつかり合う2人。その速さは風のようで目で追うことは出来ずただぶつかり合う音が辺りに響くだけであった。しかし、一瞬の隙を突きイエローがスーパーチーター撃をタチカマイに喰らわせた。
「なかなかやりますねぇ、少し甘くみていたようですね」
「これが私の力よ!! とどめよ!!」
過激気を噴出させて猛スピードで向かっていくイエロー。
「そうは行きませんよ。ゲンギ螺旋風爆矢(ラセンフウバクヤ)」
無数の風の渦が矢の形をしてイエローへと飛んでいった。その矢は刺さると連鎖のように次々と爆発した。イエローはその場に倒れこみ悶えた。スーツには穴が開いていた。
「ほう、その程度のダメージでするとは流石ですね。では、これはどうです?」
タチカマイは飛び上がると鎌の形をした手を伸ばし回転し始めた。
「幻獣スクリュー拳・究極ゲンギ無限螺旋刀(ムゲンラセントウ)」
そう言うと、タチカマイの周りに大きな竜巻が発生した。そのままイエローに向かって急速落下していった。イエローは竜巻に飲み込まれてスーツを切り刻まれ、空高く放り出された。そして、力なく落ちていき地面に叩きつけられた。光に包まれてスーパーゲキイエローは元のゲキイエローに戻った。どうやら、かなりのダメージにより過激気を維持できなくなってしまったようだ。必死に立ち上がろうとするが身体に力が入らず何度も崩れ落ちた。タチカマイはイエローの背中を踏みつけた。
「おっと、ついつい力を出しすぎてしまいましたね」
「うん・・・なんて力なの・・・」
「いい悲鳴でしたよっ!!」イエローの背中を強く踏みつけた。
「あなたは弱肉強食という言葉をご存知ですか?」
「えぇ・・・?」
「"弱者が強者のえじきとなること"まさに今のあなたですよ」
「くっ・・・!!」
「この言葉は"弱い者の肉が強い者の食料に"という言葉から生まれたんですよ。だから、あなたも私の食料になるんですよ。」
「えっ!?」
「そして、あなたは生まれ変わり私の血となり肉となるのですよ」
「何を・・・言ってるの?」
「難しかったですか? だから、あなたを食べるんですよ!!」
「・・・嘘でしょ!?」
「嘘じゃないですよ・・・」イエローの首を掴み持ち上げた。
「ゲンギ超絶三点弾(チョウゼツサンテンダン)」高速でイエローの身体のツボをついた。イエローの身体がだらりと垂れた。
「何を・・・したの?」
「ツボを刺激したんですよ。これであなたは身体に力が入らないはずです。逃げたければ今のうちですよ」
タチカマイは首から手を離した。地面に横たわるイエロー。
「何とか・・・逃げないと・・・」
何とかこの場から逃げて体制を立て直そうと必死に体中に力をいれるがピクリとも身体を動かすことが出来ずにいた。
「どうしました、逃げないんですか? それとも、食べられる覚悟を決めましたか?」
イエローの顎を持ち、顔を覗き込むようにしながら言い放った。
「この・・・悪魔!!」
「お褒めの言葉ととっておきましょう。さて、行きましょうか?料理会場に」
再び首を持ち上げると、みぞおちを一発殴り気絶させ肩に担ぎ消え去った。次にイエローが目を覚ました時にはとある場所で両手を拘束され吊るされていた。
「ここは・・・?」辺りを見回すと真っ暗で一筋の光も差し込んでいなかった。拘束を解こうと力を入れようとするも相変わらず入らない状態であった。
「お目覚めですか?」
「その声はタチカマイ。ここは何処なの? 私をどうするのよ?」
「そこは燻製機の中です。今からあなたを燻製にするんですよ。」
「燻製ですって!?」
「燻製にすることであなたの身体にたぎるエネルギーをより濃い物にするんですよ」
「何ですって!?」
「では、調理開始!!」その声と共に燻製機の中が赤色に変わった。よく見ると壁一面が大量の赤外線を発する金属で覆われていて熱を発していた。
「熱い・・・」
熱はジワリジワリとイエローの体力を奪っていく。汗がスーツの表面に浮き出てきた。最初はスーツを塗らすだけであったが次第に水滴として滴り始めた。しばらくして、変身が解除され全身に汗を浮かべたランの姿が現れた。どうやらスーツを維持する体力がなくなってきたのだ。スーツがなくなったことでより熱を受けることになり一段と体力を奪われていくラン。その後もその状態は続きまさに生き地獄であった。しばらくすると、燻製機の明かりが消えた。中にいるランは意識が朦朧とし今にでも意識を失いそうなぐらい身体の水分がほとんどなくなっていてぐったりしていた。リンリンシーが燻製機の中に入ってきて吊るされているランの拘束を解き、皿に載せてタチカマイの元へ運んでいった。
「ついに出来ましたか」
皿の上には全身薄茶色に色付き少し顔がほっそりしたランがいた。
「うーん、いい匂いがしますね」
燻製にされたランをまじまじと眺め呟いた。
「さて、頂きましょうか」そういうと、手の鎌をこすり合わせて研ぎだした。
「何処から頂きましょうか・・・腕、それとも胸・・・やっぱり、足から頂きましょうか。でも、その前に・・・」
手の鎌をランの首筋に当てると鎌を振り上げた。
「いや・・・やめて・・・」鎌を見つめる瞳には涙が浮んでいた。次の瞬間ランの目は大きく見開かれた。
その後、ランの姿を見たものは誰もいなかった・・・
[ 2009/02/06 00:00 ] ゲキヒロイン | TB(0) | CM(2)

感謝状

リクエストに答えていただきありがとうございます。

タイトルがランの特徴を表していて素敵です。
「弱肉強食」という台詞が格闘技をコンセプトとしているゲキレンぽく、タチカマイというキャラクタ設定も本編に出てきてもおかしくないぐらいで原作を忠実に再現していたところがサイコーです。
スモークという調理方法も体の姿をそのまま表した調理方法で、
最高に興奮しました。

じりじりと燻製にされたランの太ももはさぞかし絶品だったはず・・・。

今後も執筆活動期待しています。
[ 2009/02/08 19:01 ] [ 編集 ]

No title

>スクラッチさん
いつもコメントありがとうございます。気に入っていただいて何よりです。まだまだ未熟な作者ですがこれからも宜しくお願いします。
[ 2009/02/08 21:15 ] [ 編集 ]

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